レイディエンズ・リベリシオン

パーソナルデータ

性別:男性 年齢:28歳 身長/体重:182cm/70kg 誕生日:2/5 血液型:O
好きなもの:機械、波の音 嫌いなもの:食感がぐにぐにとしたもの、油虫 趣味:日光浴、音楽鑑賞 一人称:「私」

人物概要

通称「レイン」。レヴィンゼード(レヴィン)の双子の弟、声だけだと全く区別が付かないと評判。(一応髪以外の外見的特徴も酷似してはいる)
主な担当は情報提供や交渉。その顔立ちと物腰の丁寧さから女性に人気で時々追っかけられたりも。
兄とは反対に常ににこやかな表情で口が上手い。常に冷静沈着、誰に対しても親切に対応する紳士的な一面を持つ一方好戦的で図太く強か。
一度やられたら合法的に徹底的にやり返す。「やられる前に殺る、徹底的に追い詰めるのはどの勝負においても普通」と本人は言う。怖い。
間違いなく怒らせてはいけないタイプの人。戦闘能力は一切ないが、自分の神秘力で手に入れた膨大な情報量と状況判断能力が最大の武器。ティルナノーグにおける参謀的存在。
兄とは互いに「自身の半身」と豪語する程強い絆で結ばれているが、その一方で兄に対して強い罪悪感があるようだが……
また余談だが、最近の悩みはレヴィンに自分がマリナと付き合っていると勘違いされていること。

ネタバレ

【自責の念と罪業妄想】
・マゴニアの金融機関に大きく貢献している貴族リベリシオン家の子。貴族としての名前は「レイディエンズ・ハルフェーズ=リベリシオン」。
・家を追放されたのはレヴィンと双子として産まれてきたこととレイン自身が元来病弱であったことが関係している。
・望まれて生まれた子でないが故に虐待を受けた結果、物心つく前に視力を失ってしまった。(弱視の理由)
・見えなくなってから《情報を統べる者》に覚醒するまではレヴィン以上に酷い虐待を受け、その度に兄に庇われては外へ連れられていた。
・二人がマリナと出会ったのはその時。後に彼女の存在は劣悪な環境から抜け出すきっかけに。
・レヴィンによって外に連れられていたことから「もっと色々なことを知りたい」と思うようになり、その際に《情報を統べる者》に覚醒。
・情報媒体さえあれば知識を何でも取り込めるその力に両親が目をつけ、今までの態度が一変してたっぷりと愛情を注がれるようになる。
・もちろん利用目的だが、目が見えないレインはそれを心の底から喜び享受。親のためにと親に言われた情報は犯罪だろうが何でも手にした。
・しかしその一方、レヴィンと接することができる機会が極端に減っていくのを悲しく思っていた。
・疑問に思い始めたのは夜の一時間程だけレヴィンと話ができる機会があるが、その時に彼の様子がおかしかったことがきっかけ。
・レヴィンは虐待の傷を《治癒円域》で治療し切れず、痛みに顔を歪めながらもレインに悟られてはいけない故に何もないように振舞っていた。
・レインはここまでレヴィンも自分と同じように接されていたと思い込んでいたため段々と疑問に感じ始めるが親に聞いても知らぬ存ぜぬ。
・レヴィンに聞いてももちろん答えはせず、本当のことこの目で確かめたくても目が見えないという状況を歯痒く感じた結果《千里眼》に覚醒。
・千里を見通す驚異的な視力を得たレインが最初に見たものはレヴィンが親に酷い虐待を受けている瞬間だった。
・その直後のレヴィンとの会話で彼の満身創痍な姿を見、やっと真実を知ったレインはレヴィンを助けるために親と引き離すことを決意。
 この頃から自分のせいで彼を苦しめてしまったと強く思い込むように。
・レヴィンも両親も彼が目が見えるようになったことを知らないため、敢えて目が見えない振りをしてたくさんの情報を集め、親の目を盗んで家から脱出し、その過程でマリナと再会。彼女の父親が警察でもあったため何とか頼み込んで協力を仰ぐことに成功。
・レインに頼まれたと言えば両親もレヴィンには手を出せないのを利用し彼にも監視カメラの設置等を協力してもらう。そうして証拠を集め続け、最終的には親を逮捕し独房にブチ込むことに成功。
・その後両親は独房内で自殺、晴れて自由の身となるがその後もレインとレヴィンでの格差は周りから続いた。
・一般的には不良として知られているレヴィンに近づくものはおらず、皆が皆してレインを慕ってくる結果に。
・外に出てもレヴィンを助けてくれる者がいなくなってしまい、レインは親の偽りの愛情をまんまと信じてしまった自分のせいだと強い自責の念に駆られるようになる。
・その結果、「兄の人生をめちゃくちゃにしたのは自分だ」「人の人生を壊した自分は幸せになるべきではない」という罪業妄想に囚われるようになる。
・故に常に他者とは一歩距離を置いて接してしまうようになった(密接になると自分が幸せだと感じてしまうため)。
・レヴィンが自分を強く憎んでいるという考えに染まりきっており、それがまた二人の心を引き離してしまっている。
・さらには心のどこかで、レヴィンに殺されることを強く望んでいる節もあるようだ。

物語での変遷

第一章

・レヴィンの次にトラベロが出会った人物。
・トラベロが携帯を落としてしまったのを拾った時にちゃっかり《情報を統べる者》で彼の名前と携帯番号を盗んでいたり。
・アキアスとエウリューダがファナリヤを保護した後、レヴィンと戦わせるため電話で案内も。声だけだと全く区別がつかないためレヴィンがかけたと思われていた。

第二章

・大体の経緯はレヴィン参照。
・レヴィンを貶める発言ばかりする親戚を名乗る奴らが来た時に激昂したり、レヴィンが絡むと普段の冷静さを失うことが多くなる。
・これ以上レヴィンが苦しむのは見たくないと自分なりにできることをするが、結局は劣等感に苛まれ疑心暗鬼となったレヴィンの腹の中を全てぶちまけられる。
・思ってはいたがこうして直に聞いた時のショックで塞ぎがちに。いなくなってしまったレヴィンを探すにも自身が探す資格がないと思いとどまっていた。
・その時寄り添ってくれたファナリヤの前で自身の想いを全部吐き出して涙する。このことがきっかけで後にファナリヤに叶わぬ恋心を抱くように。
・彼女やエウリューダ、マリナに励まされたのもあり再び立ち上がりレヴィンともう一度話をすると決意し探しだす。
・そして見つけた時レヴィンは火事に巻き込まれ子供を助けて取り残されている状態だった。激しく取り乱し自身が火の中に飛び込もうとする程に錯乱していた。
・無事救出され、緊急手術となったレヴィンを待っている最中彼を助けて欲しいと何度も呪詛のように繰り返していた。
・「お願いですレヴィンを助けてください、死なせないでください、僕の大切な人なんです、生命よりも大事な人なんです、神様でも何でもいいからお願いだからレヴィンを助けて…ッ!!」
・手術が成功し、無事一命を取り留めたと聞いた時は安堵のあまり気を失う程に張り詰めていた。
・どうやら意識不明なのと火傷を酷く負っていたことから虐待を受けレヴィンが死にかけた時のことを思い出しパニック状態になっていたらしい。
・その後もレヴィンが目覚めるまでずっと寄り添い、再び意識を取り戻した時は泣きついた。
・この辺りの出来事がきっかけで少しずつまた歩み寄るようになるが、エイヴァスの介入によりレヴィンは自分を殺そうと襲いかかってくる。
・レインはそれを止めることもなく、黙ってその凶刃を身に受けながら「どうか貴方を大切に想う人がいることに気づいて欲しい」と自身の想いを打ち明ける。
・それがレヴィンの洗脳を解くきっかけとなり、互いに想いを打ち明け本当の意味で和解することができた。
・そしてマリナとレヴィンをくっつけることにも成功し、劣等感が昇華されたレヴィンに「俺にもっと幸せになって欲しいならお前も幸せになれ」と言葉を送られる。
・この言葉で自身の自責の念も昇華され、泣きじゃくるレイン。そんな弟の肩を抱いて兄は寄り添い続けたのだった。

第三章

・色々昇華された後も「まぁ感情的な奴の中に一人は冷静な奴がいないと」と自分はあくまで一歩距離を取って物事を見るポジションをやめなかった模様。
・そのため表には出さなかったが、アキアスの話を聞いて一番心が抉れる想いをしたのはレインである。
・同じ弟という立場であるため、アキアスとアーシュの立場を自分とレヴィンに置き換えて感情移入し「自分だったら例えエウリューダのような存在がいても壊れている」と断言した。
・アキアスが戻ってきた後、素直に会いに行けないレヴィンのためにアキアスを彼のところへ連れていったりも。

第四章

・ハイパー水鉄砲バトルに割り込んで楽しいことに。
・レヴィンたちと共に過去を告白したスピルを笑って受け入れる。
・トラベロとファナリヤの仲が進展していき、彼女が心の底から笑っているのを見て「やっぱり彼女の笑顔は彼の隣じゃないと見られない」と実感。
・最初から叶わぬ恋ではあったがやっぱり失恋は辛いようで、レインの想いに気づいていたレヴィンに寄り添われて泣いていた。

最終章

・セウィリヤ戦で真っ先に因子を奪われ、力が使えなくなり視力を再び失ってしまったがファナリヤの最後の「贈り物」によって力を取り戻す。
・その後自身が戦えないのを承知で最終決戦に同行。トゥルケ戦で彼女の遺したペンダントと因子が共鳴し《千里眼》が《全てを見据える浄天眼》に進化。
・トゥルケの《魔弾の射手》による変則的な軌道さえも読み切る程の空間把握能力を手にし、レヴィンをサポートした。
・その後はスピルから《幻想具現》で具現された武器(脳波コントロールするビットのようなもの)を渡され、ついに戦闘に参加。初戦闘とは思えぬ戦い方でトラベロたちを有利な方向へと導いた。

神秘力

《千里眼》(クレアヴォーヤンス)

その名の通り千里をも見通す力。目の見えない者が手にしたら視力の恩恵にもなる神秘力で常駐型。
透視能力も備えているが、こちらは元の視力に左右されてしまうためレインの場合はせいぜい箱や金庫の中身を覗ける程度。

《全てを見据える浄天眼》(レコグナイズド・ヴォーヤンス)

最終決戦でファナリヤの遺した力で《千里眼》が進化した力。
元ある力に加え、空間把握能力の増強と演算能力が追加。目視による空間の把握及び演算によりその場に置いての擬似的な未来予知が可能となった。
ただし透視能力は従来のまま、そして目が見えすぎるようになったのか本人に負担がかかるようになったため最終的には度の合わない眼鏡をかけてセーブするように。

《情報を統べる者》(マスター・オブ・インフォメーション)

情報媒体から任意の情報を抽出し自身の者として吸収できる能力。
紙媒体でも通用するが、電子媒体の方が効率が良い。また、情報の真偽もすぐに判別可能らしい。ハッキングにも使える。

  • 最終更新:2016-02-11 11:54:29

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