ファナリヤ・カナリヤ

パーソナルデータ

性別:女性 年齢:外見推定17歳 身長/体重:148cm/38kg 誕生日:不明 血液型:AB相当
好きなもの:静けさ、動物 嫌いなもの:人の悪意、孤独、手に触られること 趣味:動物とじゃれる 一人称:「わたし」

人物概要

出生から経緯まで、何から何までが一切詳細不明、本人も全く記憶にないという謎の少女。
覚醒率が非常に低い貴重な女性の神秘力者かつ他者の因子発現及び神秘力覚醒を促す力を持っており、そのせいでマグメールに狙われていた。
物心ついた(?)頃から既にマグメールに延々と狙われている上、周りからは女性の神秘力者ということで恐怖の対象として見られ時には迫害にも遭ってきたらしく極度の対人恐怖症。
常におどおど、びくびくと縮こまっており、他者から話しかけられるとびくりと震えてしまうことが多い。
しかし根は思いやりのある優しく健気な少女。常に彼女なりに誰かの力になりたいと考えて動く努力を続けている。
また境遇が境遇であるため信頼する相手には強く依存する傾向も。
故にティルナノーグのメンバー、とりわけ一番最初に助けてくれたトラベロには強く依存していて恋愛感情に似た好意を抱いている。
そのため常に彼にひっついて行動している。

自分の力を嫌うため手を包帯で縛り付けている(外に出る時は手袋をしている)が、そのハンデを感じさせないフットワークができる実は結構強い子。
単純な戦闘能力はトラベロより遥かに高い。
ティルナノーグのマスコット的存在としてメンバー(特にマリナとエウリューダ)から非常に可愛がられている。ティルナノーグ一家の娘さん。

ネタバレ

・彼女の正体はアルカナ因子をばら撒いた張本人、異世界から種の存続のためにこの世界へとやってきた「カナリヤ」の一人。
・ノーウィッチ(セフィリヤ・カナリヤ)とは双子の姉妹で妹に当たる。カナリヤの世界で一番最後に生まれた子供であり一族の希望を託された存在。
・とは言うもののやることはほぼ人体実験レベルであり心がばらばらに壊れていて意思がなかった。
・セフィリヤと共に淡々とミュールを作り出し、よりよい種を残すためにあらゆる非道にも手を染めてミュールの更なる覚醒を促したりもしていた。
・姉よりは心がある程度残っていたのか、段々と疑問に感じ8年前一時期行動を別にした時にトラベロに出会う。
・彼と触れ合うことで壊れていた心が再構築されていき、「おねえちゃん」と呼び慕ってくる彼を心の底から大切に想うように。
・しかしトラベロが自身と接触したせいで神秘力に覚醒してしまったためセフィリヤに気づかれてはいけないと彼の元を去ろうとする。
・が、結局間に合わずセフィリヤはトラベロを襲い、彼の家族を皆殺しに。ファナリヤが駆けつけた時には精神崩壊寸前になっていたトラベロを助けるべく力を行使。
・トラベロの持っていた因子を全部自分の中に取り込み、記憶を消去して然るべき施設へと預ける。
・その後自分は彼を護るために身を投げると共に自らの記憶を改竄。生き残ったものの宛ても何もないままただマグメールから逃げ続けていた。
・悲劇が起きる前、トラベロに「大きくなったらおねえちゃんを探しに行く」と言われた際「会いに来てくれるの待ってるね」と約束を交わしている。
・そして8年越しに実際その約束は果たされたのだが互いに記憶はなかった。
・尚、ファナリヤがマグメールに狙われ続ける理由は因子を適合させる力が彼女にしかないから。
・セフィリヤは「因子を生み出す力」、ファナリヤは「因子を繋げる力」をそれぞれ専用で持っている。
 二人共通で持っているのは「対象から因子を抜き取る力」と、万が一見られた場合の為にと与えられた「記憶改竄能力」。
・終盤、セウィリヤに奪い取られた因子をトラベロたちに再び与えることができたのはファナリヤが彼らの因子を取り戻したからできたことだったりする。

物語での変遷

第一章

・トラベロの家の前で倒れていたのを助けられ、その後ティルナノーグへ。
・最初は髪も伸び切っている上に服も酷くボロボロだった。
・拾われた直後はカノーナからお下がりのワンピースをもらってそれを着用。ティルナノーグに入ってからはマリナとエウリューダによってふりふりのゴスロリドレスに。髪もある程度カットしました。
みんなから可愛がられながら仕事に精を出す日々。

第二章

・トラベロたちと共にレヴィンとレインの和解のために奔走。
・昼寝しているレヴィンを起こした時あまりにもの彼の機嫌の悪さに泣いてしまって誤解を与えてしまったことも。
・和解を諦めているレインを何とかしてもう一度レヴィンと話をさせようとあれやこれや。
・その一連のことがきっかけでレインに好意を抱かれるようになるが本人が悟られぬようにしていたので全く気づかなかった。
・子供を助けて火事に巻き込まれたレヴィンを助けるため、初めて人前で《接触感知》を使用。その後少しずつ触れることに対する恐怖を克服していく。

第三章

・第一章の時間軸にて火傷をした際に応急処置をしてくれたアキアスに触れていたため、彼の《狂い笑う死神》の詳細と過去を知っていた。
・故にアキアスが殺されて激昂したトラベロを必死に抑え、彼から遠ざけようと説得した(無理だったけど)。
・ニライカナイのアリアに妙に接触される(別に何もされてないが)。
・アキアスの精神崩壊後、少しずつ狂い始めてきているエウリューダを支えようとトラベロと共に奔走。
・トラウマにより本音を言えないままだった彼の弱音を全て吐かせることに成功、何とか少し持ち直させることができた。

第四章

・段々とトラベロとの関係が親展。しかし彼が鈍いので友達以上恋人未満。周りは彼女を応援しております。
・トラベロの《神秘力消失》によって《接触感知》を消してもらったため包帯で手を縛るのをやめている上に、明るい表情が増えた。

最終章

・セフィリヤによって改竄していた自身の記憶を再構築される。
・同じく記憶を取り戻したトラベロにセフィリヤとデジャヴしてしまったことにより拒絶され、絶望してセフィリヤの下へ行ってしまう。
・しかしそれでもトラベロたちを助けようと、セフィリヤの目を盗んで彼らの因子とスピルを奪還、ティルナノーグへ返すことに成功する。
・同時に自分が生きて戻ることはないことも自覚していたため、それぞれ因子の詰まったペンダントにボイスメッセージを遺していた。
・その後セウィリヤによって磔にされ、人格消去させられそうになったところで間一髪でトラベロが駆けつけ彼の想いを聞いて涙する。
・最後の戦いでトラベロが殺される寸前、神秘力《海姫の破声》に覚醒、逆転のチャンスを作った。

神秘力

《接触感知》(サイコメトリー)

その名の通り触れたものの情報を読み取る力。
割と持っている人が多いポピュラーな能力だが、ファナリヤのそれは他よりも強力で他者の現在に至るまでの経緯をも読み取ることがある。
(もちろん、読んでいるファナリヤ本人の意思とは無関係に)

《髪繰り》(シュヴーネット)

髪の毛を操る力。性質上髪の毛が長い方が使いやすい。
ファナリヤに手のハンデがないのはこの力のおかげ。

《海姫の破声》(セイレーン・ノイズ)

《接触感知》の消去後、セウィリヤとの戦いでトラベロが危機に瀕した際に覚醒した音波を操る神秘力。
自身の声を強力な超音波に変えて攻撃する。

  • 最終更新:2017-07-07 00:56:03

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